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営業を辞めたい気持ちが強くなると、「もう明日にでも辞めたい」と思うことがあります。
その気持ちは否定しません。ただ、勢いだけで辞めると、退職後の生活費や転職活動で苦しくなることがあります。
この記事では、営業を辞める前に確認したい退職準備をチェックリスト形式で整理します。
まず見る退職準備10項目
全部を完璧にしてから辞める必要はありません。ただ、次の10項目だけは、退職を伝える前に一度見ておくと後悔を減らせます。
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 生活費 | 毎月の固定費と、貯金で暮らせる月数。 |
| 有給 | 残日数、最終出社日、退職日との関係。 |
| 就業規則 | 退職申出の時期、休職制度、貸与物の返却。 |
| 保険・年金 | 退職後の切り替え。条件により変わるため窓口で確認。 |
| 失業給付 | 受給条件や待機期間。自己判断せず公的窓口で確認。 |
| 貸与物 | 社用スマホ、PC、名刺、カード、制服、鍵。 |
| 顧客引き継ぎ | 担当顧客、商談状況、見積期限、契約更新月。 |
| 職務経歴書 | 営業実績、担当商材、顧客層、改善したこと。 |
| 相談先 | 家族、医療機関、公的窓口、転職相談、退職代行。 |
| 次の収入ライン | 最低年収、月の手取り、譲れない働き方。 |
営業職は、CRM更新、未回収金、見積期限、契約更新月、貸与スマホや顧客情報の扱いが残りやすいです。一般的な退職準備に加えて、営業特有の残務も分けておきましょう。
1. 生活費を確認する
まず見るべきなのは生活費です。
- 毎月いくら必要か
- 貯金で何か月暮らせるか
- 家賃やローンの支払いはどうなるか
- 家族に関係する支出はいくらか
- 退職後の保険や年金の支払いを見ているか
30代で家族や固定費がある場合、「辞めてから考える」はかなり危険です。退職前に最低限の数字だけは見ておきましょう。
運営者メモ
私が辞めるとき一番不安だったのも、家賃と家族の生活費でした。最後は「壊れて動けなくなったら、収入はゼロのまま続いてしまう。動ける余力があるうちに辞める方が、長い目で見て家族のためになる」と考えて決めました。ただしこれは、貯金で暮らせる月数を数えたうえでの判断です。「いざとなれば、すぐ働ける仕事でつなぐ」と決めておくだけでも、不安は少し軽くなります。
2. 有給と退職日を確認する
有給が残っている場合、退職日までの過ごし方が変わります。
- 有給残日数
- 最終出社日
- 退職希望日
- 引き継ぎに必要な期間
- 賞与や給与の支給タイミング
退職日を決める前に、就業規則も確認してください。
3. 転職活動の準備をする
営業を辞める前に、次の仕事の候補を見ておくと安心です。
- 職務経歴書を作る
- 営業経験を別職種向けに言い換える
- 希望年収の下限を決める
- 避けたい働き方を決める
- 求人を見て現実感をつかむ
特に「営業だけはもう無理」と思っている人ほど、営業以外の職種で何を狙うかを先に整理した方がいいです。
4. 退職を伝える準備をする
退職を伝える時は、感情をぶつけるより、淡々と伝える方が通りやすいです。
- 退職理由は短くする
- 退職希望日を明確にする
- 引き継ぎ範囲を整理する
- 強い引き止めに備える
- 会話後に記録を残す
長く説明しすぎると、引き止めや説得の余地を与えやすくなります。
5. 自分で言えない時の選択肢を持つ
強いハラスメントや引き止めがある場合、自分で退職を伝えるのが難しいこともあります。
その場合は、退職代行という選択肢もあります。ただし、誰にでも必要なものではありません。料金、対応範囲、運営元、弁護士対応の有無などを確認して判断してください。
自分で退職を伝えるのが難しい時
退職代行の対応範囲と料金の見方を確認する
強い引き止めやハラスメントがある場合は、自分だけで抱え込まない選択肢もあります。使うかどうかを決める前に、民間・労働組合・弁護士対応で何が違うのかを確認しておきましょう。
退職代行を使うべきケースを見る準備が足りないまま辞めると起きること
退職準備がないまま勢いで辞めると、次の仕事を選ぶ余裕がなくなります。生活費の不安が強いほど、条件の悪い求人や合わない営業職に戻りやすくなります。
だから、退職準備は「辞めるための作業」ではなく、「辞めた後に焦らないための保険」です。貯金、有給、失業給付、健康保険、家族への説明、転職活動の進め方を一つずつ確認しておきましょう。
まとめ
営業を辞める前に見るべきなのは、気持ちの強さだけではありません。生活費、有給、退職日、転職活動、退職の伝え方まで準備しておくことが大切です。
限界なら逃げていい。ただ、逃げるなら生活を守る準備も一緒に進めてください。
